さくらVPSサーバ2台をローカルネットワークで接続して、WebサーバのPHPから、DBサーバのMySQLにアクセスできるようにするところまでの作業メモです。
VPSサーバの構成・スペック
さくらのサイトに掲載されている構成例と同じく最小の2台構成です。
ローカルネットワーク | VPS(仮想専用サーバ)「さくらのVPS」
*ちなみに、ローカルネットワーク接続は、はじめの2週間無料お試しの期間は利用できず、利用のためには本決済が必要です。
1.スイッチの作成
VPSのコントロールパネルにログインして、ローカルネットワーク接続に使用する、スイッチを作成します。管理上、わかりやすい名前をつけます。
手順は、さくらの公式サポートサイトが詳しいです。
スイッチの作成と削除|さくらのVPS|さくらインターネット公式サポートサイト
2.ローカルネットワークの設定
次の手順にしたがって進めます。
ローカルネットワーク接続|さくらのVPS|さくらインターネット公式サポートサイト
VPSのコントロールパネルにログインして、ローカルネットワーク接続したいサーバを一旦停止します。
次にサーバ2台を、先に作成したスイッチに接続設定し、その後、サーバを起動します。
コントロールパネルのネットワーク一覧で、同じゾーンの2台がそれぞれ接続設定されていることが確認できます。
コントロールパネル内でやる作業は以上です。
3.Webサーバの設定
2台のサーバ間をつなぐためのローカルIPアドレスをそれぞれ任意で決めておきます。
ここでは、次のようにして、設定していきます。
Webサーバ:192.168.0.1
DBサーバ:192.168.0.2
webサーバにSSHでログインし、サーバのネットワークを設定します。
設定ファイル 「ifcfg-eth1」にスイッチ作成時の情報を追記することで、ネットワークとして認識されます。
4.DBサーバの設定
DBサーバも、webサーバと同様に設定します。
「ifcfg-eth1」の追記箇所だけ、DBサーバのローカルIPアドレスにしておきます。
IPADDR=”192.168.0.2″
5.接続の確認
それぞれのサーバから、pingコマンドで疎通できることが確認できれば完了です。
#webサーバからDBサーバヘ
ping 192.168.0.2
#DBサーバからwebサーバへ
ping 192.168.0.1
以上がVPSサーバ2台のローカルネットワーク接続の設定手順でした。
参考サイト
さくらVPSでローカルネットワーク設定 – 城好きwebプログラマーの生態メモ
SE奮闘記: さくらVPSを複数台借りてローカルIPを割り振る
MySQLに他のパソコンからリモート接続できない!|おきらくプログラム